チャンピックスの禁煙治療は12週間の期間行う

たばこは呼吸器疾患やがんなどの危険性を高めるものとして、禁煙することが推奨されています。
たばこが原因とされる病気には、COPDと呼ばれる慢性閉塞性肺疾患もあり、これらのリスクを低くするためにもたばこを止めることが一番だと言われています。
喫煙には習慣性があるために、恒常的にたばこを吸っていると止めることが困難になる傾向があります。
たばこを止めてから時間が経つと、切望感が高まって再びたばこを吸ってしまう現象が起きます。
これはたばこに含まれているニコチンが原因で、ニコチンは脳にある受容体に作用してドーパミンを放出します。
ドーパミンは快楽物質で幸福感を得ることができるために、たばこを止めると強い離脱症状があらわれます。
今までは禁煙治療としてニコチンパッチなどが使用されていましたが、いずれにしてもニコチンを摂取してしまうことになります。
そのためにニコチンが含まれていない禁煙補助剤が開発されて、近年では様々な医療機関で処方が受けられるようになっています。
禁煙補助剤はチャンピックスと呼ばれるもので、ニコチンの代わりに受容体に作用しますので、ニコチンを摂取していなくてもドーパミンの放出が行われます。
チャンピックスの効果によって切望感を軽減できるので、禁煙達成率を飛躍的に高めることができます。
何度も禁煙を試みた結果として挫折をしてきた人であっても、チャンピックスを服用することで禁煙できる可能性が高まります。
チャンピックスを服用する治療は、12週の期間行われるもので、すぐに治療を止めたときと比較すると10倍ほど達成率に差が出ます。
12週間の期間内の治療であれば、健康保険の適用が可能なために自己負担3割で治療が受けられます。
高い禁煙効果を得るためには、一定期間にわたって継続的に服用することが大切で、医療機関を受診して医師に処方してもらう必要があります。